メインサイトよりも強くする!サテライトサイト作る前に考えておきたい5つのポイント)で、サテライトサイトをメディアサイトに進化させる際、下記のようなポイントを紹介しました。
- 事前にしっかりとした企画でサテライトサイトを作成する
- 記事の追加や変更がしやすいツールを使う(Wordpressがおすすめ)
- 独自ドメインでの作成
- ある程度プログラムが使用できるサーバを利用する
その中でもWordpressの利用は、メディア化の際に非常に手間になる記事の更新や管理と言った作業が大幅に効率化できるだけでなく、様々なプラグインでプログラミングでの開発なしに様々な機能を追加できながら無償利用が可能で、サイトのメディア化には欠かせないツールの一つです。
今回は、WordPressの機能を拡張するプラグインの中で、メディア化の際に特に導入をしておきたい10つのプラグインを紹介していきます。
まずはじめに入れておきたい!オールラウンドなプラグイン『Jetpack by WordPress.com』
WordPressの開発元のautomatic社がリリースしているプラグインで、セキュリティからアクセス解析、スマホ対応など様々な機能が含まれたプラグインです。
すべての機能を使う必要はないのですが、特におすすめは、アクセス解析と、画像等を別のサーバに置いて高速化してくれるPhoton(CDN)、サイトダウンの通知、ソーシャル
ボタン設置といった機能です。
『Jetpack by WordPress.com』
https://ja.wordpress.org/plugins/jetpack/
HTML等の内部対策のためのプラグイン『All in One SEO Pack』と『Yoast SEO』
内部最適化の基本と言えば、titleタグやmetaタグの調整ですが、ページ数が多くなると非常に手間になります。
そういったHTMLに関連するSEO対策を自動でやってくれる優れもののプラグインが『All in One SEO Pack』と『Yoast SEO』です。
2つともそれほど機能に差はなく、タイトルタグやOGPタグの調整、XML型のサイトマップの作成、余分なページの排他制御、URLの正規化と言った機能が含まれていますので、使いやすいと思った方を導入すればよいでしょう。
『All in One SEO Pack』
https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
『Yoast SEO』
https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-seo/
サイトの構造化やSEO対策にも重要なカテゴリーを調整できる『Category Order and Taxonomy Terms Order』
WordPressで投稿した記事は、カテゴリーやタグといった分類キーワードで一覧化することができますが、メディア化により、記事のテーマが多岐にわたると、新着一覧だけでは、ユーザーにはあまりわかりやすいインターフェースとは言えません。
そのため、カテゴリーでの分類わけが重要になりますが、カテゴリー一覧をウィジェットやプログラムで出力する際は、カテゴリーの登録順や名前順というような並びになってしまいます。
『Category Order and Taxonomy Terms Order』を使えば、カテゴリーの表示順を自由に変更することができるようになります。
『Category Order and Taxonomy Terms Order』
https://ja.wordpress.org/plugins/taxonomy-terms-order/
テーマを調整する必要があるものの表示が調整しやすいパンクズリストの『Breadcrumb NavXT』
サイトにカテゴリーやタグを導入して記事を一覧化したり、構造化すると下層ページと上層ページの位置関係を表すためのパンクズリストが役に立ちます。
SEO的にもパンクズリストの設置は推奨されているのでぜひ導入したいプラグインと言えるでしょう。
TOPページ部分の表示の自由に変更できたり、パンクズリストの構成やナビゲーション用の記号などを変更できるなど自由度の高いプラグインです。
『Breadcrumb NavXT』
https://ja.wordpress.org/plugins/breadcrumb-navxt/
HTMLのサイトマップページを自動生成する日本産のプラグイン『PS Auto Sitemap』
グーグルのGoogle Search Consoleなどに読み込ませるXML型のサイトマップはSEO系のプラグインで生成できますが、ユーザーが目にするサイトマップを自動的に作ることができるのがこのプラグインです。
表示するページやカテゴリーのコントロールなどもできるため、特定のページを除外するといったことも可能です。
『PS Auto Sitemap』
https://ja.wordpress.org/plugins/ps-auto-sitemap/
セキュリティ強化のための『SiteGuard WP Plugin』, 『Acunetix WP Security』
WordPressは世界中で使用されているため、たびたびハッカーからの攻撃対象になり、脆弱性等が問題視されることがあります。
SiteGuardは画像認証やログインロックといった主にログイン関係でのセキュリティを向上できます。
Acunetix WP Securityは簡易のシステムスキャンのようなツールで、Woredpressの脆弱性をチェックし、対応法を一覧化したり、一部機能を無効化するといった設定が簡単にできます。
『SiteGuard WP Plugin』
https://ja.wordpress.org/plugins/siteguard/
『Acunetix WP Security』
https://wordpress.org/plugins/wp-security-scan/
直帰率の軽減、UU対PVアップのための『WordPress Popular Posts』、『WordPress Related Posts 』
記事数がアップしていくと古い記事の閲覧数がどうしても落ちてしまいます。
サイトの回遊性を上げるた目のプラグインとして、アクセス数の高い記事を一覧化してくれるWordPress Popular Posts、表示している記事に関連する記事を一覧化してくれるWordPress Related Posts がおすすめです。
自動的に記事の最後に挿入したり、ウィジェットとして挿入することができますが、テーマにPHPで組み込むことも可能です。
『WordPress Popular Posts』
https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-popular-posts/
『WordPress Related Posts 』
https://wordpress.org/plugins/wordpress-23-related-posts-plugin/
いかがだったでしょうか?
WordPress等のツールは初めて使う場合は色々な設定が必要だったり、カスタマイズのための知識が必要になることがありますが、最近は、インストールもサーバ側で簡単にできるツールが提供されていたり、Wordpressのデフォルトテーマも進化しており、以前よりもよりきれいなサイトがすぐに構築できるようになっています。
ECサイトなどすでに稼働中のサイトではなかなか試しにくいかもしれませんが、補助的な役割のサテライトサイトであれば、様々なプラグインをテストしながらWoredpressを導入するのには丁度良いでしょう。